英検

英検1級の語彙問題は非実用的なのか?マニアックなのか?

昭和経理

会計・経理職に就いて10年選手です。会計・経理職に就きたい人に対して情報を提供、不労所得を得て収入源を複数するための情報も提供しています。

こんにちは。英検に対する批判として、英検、特に1級の語彙問題がマニアック過ぎて非実用的という話を聞くが、それは本当なのか?実際に英検1級を合格した私が思ったことを書きます。

女性1

英検1級の語彙、マニアック過ぎて使うんですか?
こんなのに合格しても、ただの英語マニアだよ

この記事はこんな人向け

結論から言うと、英検1級の語彙問題に出てくる単語は、マニアックではない。
洋書、TIME,Economist等の雑誌を読みたい人には必須です。むしろ、これらの単語を知らないと雑誌が読めません。
英検1級の語彙問題対策を行うと以下のメリットがあります。

  • 語彙力が上がる
  • 英文読解能力が向上する
  • リスニング力が上がる

マニアックではない

マニアックと批判される英検1級の語彙問題、アホみたいに難しくて非実用的という批判が起きるが、そんなことはないと反論する。英検1級に向けて語彙力強化の勉強を進めていくと、当然ながら知らない単語というものが頻繁に出くわし、気が滅入ってくる。単語帳を眺めたぐらいでは頭に定着しないし、何度も単語帳を眺めていく必要がある。私も何度も単語帳を確認した。


この単語を機械的に覚えていく行為(rote memorization)を繰り返していくと認識できる語彙(cognitive vocabulary)が増えていく、そして洋書等を読み進めていくと、英検1級程度の語彙は頻繁に使用されてることが分かる。むしろ1級程度の語彙くらいを知らないと、頻繁に難しい語彙、簡単な単語だけど意外な意味、成句の意味が理解できない事が頻発します。


洋書は、日本人に向けた単語帳とは違う、試験向けの文章でもない生の英語を目の当たりにして、英検1級の語彙力が有っても、全然知らない単語が頻出します。そして「語学に終わりがない」ことも実感します。(日本語を学習している外国人の方も、同様の現象が起きます。例えば「重い」という単語は、文字通り「重量が有る」という意味以外にも、話題が深刻な事に対しても「重い」という言葉を日本人は使います。)


だがら、この「英検1級の語彙問題がマニアック過ぎる」「いつ使うの?」という批判を聞くたびに、「あぁ、この人は、雑誌や洋書を読んだことが無いんだな」と判断しています。なぜなら、この手の英検1級の単語は、洋書や雑誌では頻繁に使うからです。というか英検1級程度の語彙が無いと、特に雑誌や洋書は読めません。実際に洋書を読んでいて、出現した単語

hypothermia、contour line、ruts and quotidian、viscous lava、live in a gutter、maim scores of the incocent people、magnify the confitons, go hat in hand, steer clear of hazard, before it rears its ugly head, compound the exitsting economic misery,

英検1級の語彙問題でも出現しない言い回しが多数、出現します。本当に英語母語話者の向けの本は難しいです。

英検1級の語彙問題に出てくる単語はEconomist、Timeの雑誌、
洋書等を読んでいると頻出します。
これくらいの語彙力が無いと読み進めることができません。

男性1


洋書を多読している人なら理解していただけると思いますが、「英検1級の語彙力が有っても未知の単語が(本によっては)頻繁に出てくる」と思っています。私の経験上、洋書は、英検1級の語彙問題で8割~9割の点数が取れる語彙力があっても、洋書を読んでいくのはきついです。特に非日常の話題(ハリーポッターのような空想の話、探偵、英語圏の生活に根差した話題が溢れるもの等)は語彙が難しいです。語彙力強化は英語学習で基本的な事で、語彙力が無いと文章が読めず、リスニングは聞き取れず、知らない単語は当然話すことができず、知らない単語、言い回しは書くことはできません。語彙力が無いと4技能全ての学習に支障が出ます。


それどころか日常会話でも英検1級ぐらいの語彙は使う事がある。国民健康保険についての説明、所得税申告書を外国人に説明するときに英検1級+αくらいの語彙が必要になる。例えば、「被保険者(the insured)」「国民皆保険(univeral care)」「累進課税制度(progressive taxation)」「前年所得に基く所得税の中間納付(interim income tax payment based on your income of last year)」とか、ものによっては難しい単語を使う必要があります。これらの知識が無いと外国人に説明ができません。

ちなみに、この記事を書いている時点で読んでいる洋書「Means Of Esape」というイスラエル&パレスチナ戦争、アフガニスタン、ベトナム戦争に関わった記者の回顧録を読んでいる。文章の難易度は当然高い、英検1級の語彙は普通に出現するどころか、それ以上の語彙力が無いと読み進めるのは辛いです。話の内容は、戦地に赴く記者が目にした様々な光景、それを記者から見た・思った事を記した本です。日本という平和な世界とは無縁です。

英検1級の語彙でスタート地点

洋書を読んでみると、まだ分からない単語がある。「こんな言い回しがあるのか?」という、語学に終わりは無いという言葉を体現した状況を感じる。英検1級合格してら「ネイティブに準ずるとか誇大広告(hype)を見るが、全く賛同できない」、実感として、全然母語話者には届きませんよ。こんな誇大広告(hype)はやめた方が良い。英検1級に合格した人なら分かりますが、合格証書を受け取っても「こんなので合格でいいの?」と思いませんでしたか?


だから私は英検1級に合格しても、未だに英語学習を止めてない、洋書を読み続けても、まだ4技能不足を感じているんですよね。育って英語を会得した英語母語話者ではないので限界がありますね。

私は英検1級に合格しましたが
英語力は全然だと思います。
英検は学術的な試験です。
Collocation,Idiomに弱いことを痛感しています。

男性1

ケンブリッジ英検CAE

英検1級に合格したが、「これで合格でいいのか?」と自答した。英検はあくまで日本国内での資格、TOEICも日本人と韓国人しか受けない試験です。なので、国際的に英語力が認定されたことを示す英語の資格が欲しいという欲望が湧いていた。IELTSとケンブリッジ英検を天秤にかけて、後者の試験勉強を始めた。英検1級のような難解語彙は少ないものの、基本的な単語(Collocation,Phasal Verb, Idiom)を自然に使えるかに重点を置いた試験です。


単語は英検1級の方が難しいが、読解、リスニングは遥かにCAEの方が難しい、この試験をパスすることが当分の目標です。

英文読解能力が上がる

語彙能力とリンクしているが、語彙力増強=読解能力増強です。様々な英文を読むことで文の構造を「なんとなく」習得することが目的で、その中に使われている単語の「絶妙な使い方」というものを目にします。はじめは洋書を1冊読むだけでも苦労しますが、数をこなすと読解速度は向上します。そして英検1級の語彙問題に出てくるような語彙もあります。単語帳でも見て、洋書でも見て、触れる機会の絶対数を増やして語彙を脳に定着させていくのです。


この高地トレーニングのように洋書を読み、英検の読解問題を見ると量の少なさに驚きます。(洋書の分量が多すぎるのです。)洋書と比べると英検の読解問題は洗練、無駄を省いた文章です。洋書を選ぶうえで大事なのは、まずは自分が興味がある分野を選ぶことです。なぜなら、興味が全く湧かない洋書を読むのは辛いからです。これは日本語でもそうですね。

語彙力増強で洋書は選択肢は入りますが、
自身の語彙力に合ったものを選びましょう。
完全な母語話者向けの洋書は英検1級の語彙問題で
8割以上得点できるようになったら選ぶものです。
いきなり洋書を読むとわからない単語だらけで心が折れます。

男性1

実際に使用した単語帳

この「英検1級 語彙問題完全制覇」という本が、非常にお勧めです。中身は英検1級の語彙パートの練習問題です。収録されている3,000語と後述するパス単1級の単語を暗記できれば、英検1級の語彙問題7割~9割くらいは点が取れます。(英検準1級までの語彙を抑えていることが前提です。)
 

どうして、そういうことが言えるのかと言うと、私が、この本に書かれている単語を覚えて、実際にそれで点が取れたからです。内容は、英検の語彙問題 4択問題(句動詞問題も含む)が625問が収録されているというシンプルな作りです。その4択の候補となっている単語、句動詞を覚えると英検1級の語彙パートで大きな助けとなります。

英検®1級 語彙問題完全制覇[改訂版]



2つ目は「英検1級でる順パス単」旺文社が出している有名、定番の単語帳です。過去の英検語彙問題での出題実績を基に、掲載語彙を厳選した単語集です。英検を受験するには必須の単語集です。この単語集の良いところはレイアウトがシンプルで見やすいのがメリットです。そして当然のように、句動詞も含み、収録単語の音声もネットでダウンロードができるのも良いです。2024年時点だとスマホアプリがありますね。そして紙の単語帳は大きさは、持ち運びも便利なサイズという定番の単語帳です。

英検1級 でる順パス単 5訂版(音声DL付)



英検1級の語彙問題で高得点を狙う場合。単語帳1冊では足りません。最低でも2冊の内容を暗記するくらいではないと太刀打ちが出来ません。語彙力の増強は非常に時間がかかる、覚えるコツなんて無い、何度も単語帳を回して、英語に触れる時間数を増やすしかない、そして覚えた単語を実際に使うことで脳に単語が定着します。色々な単語帳を購入してきましたけど、「英検1級 語彙問題完全制覇」と「英検1級でる順パス単」が良かったです。

リスニングの向上

リスニング問題に臨むにあたり、「リスニングで読まれる文章を理解できますか?」と聞きたい、。なぜなら、読んで理解できない文章は、聞いても分からないからです。文章を理解するのは語彙力が必要です。語彙力向上→読解力向上→リスニング向上という順番です。リスニングをやるまえに読解力を鍛えましょう。(そんな私も英検1級のリスニングは6割くらいしか正解していません。。。)


英検1級のリスニングは難しい、特にPart2ですね。英検準1級、2級の読解問題を、そのまま読み上げたリスニングです。聞くのが大変、まずは質問と、その答えの選択肢を見て、聞いていて、「間接的に、答えについて言っているな、言及しているな」と判断したら正解であることが多いです。まずはリスニング問題の原稿を読んで理解できるようにしましょう、読んで理解できて、聞いて理解ができないなら、音の脱落や単語同士の結びついて、別の音に聞こえるのが原因です。これは慣れるしかない、何度か聞いてリスニングの慣れるしかない。


原稿読んでも理解ができないなら、語彙力が足りない、文書の構造を理解できていないので、まずは読解です。何度も書きますが、語彙力向上 ⇒ 読解力向上 ⇒ リスニング力向上 です。どこかのリスニング教材ではないが「聞くだけではリスニングが向上する」なんてことない。そんなことができるなら英語以外の言語、スペイン語やロシア語のリスニング音源を聞き続けて、これらの言葉を理解できるようになるのか?と聞きたい。そんなことができるなら塾や英会話スクールは潰れているし、多くの英語学習者がリスニングに苦労することもないです。

結論

英検1級の語彙問題は、全くマニアックな単語ではない。それどころか洋書やEconomistやTimeを読んでいれば、遭遇する単語です。それらの知識が無いと、読み進めていくことはできません。誰が「 英検1級の語彙問題を非実用的 」 なんて言い出したんだろう。洋書を読んでいれば「よく見る単語」ばかりだし、語彙力が無い出稼ぎ外人の意見じゃないのか。

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