お金

金は天下の回りものではない。鵜呑みにすると破滅するよ

昭和経理

会計・経理職に就いて10年選手です。会計・経理に職に就きたい人、この資本主義の日本で生き抜いていくための術を書き残していきます。不労所得を得てサラリーマンから脱出することを夢見ています。

男性1

お金は天下の回りものと言われるのだから、貯金しないで使った方が良い!

こんな言葉を聞いたことがある人が大多数だと思う。今回は、この言葉を全力で否定する。

この記事はこんな人向け

今回の記事を読むメリットは以下の通りです。

  • 無駄遣いを止めることができる
  • 貯金できる
  • 欲しい物ではなく、必要な物を購入する。

自己投資は破滅の一歩

稼いだ金を習い事、勉強代等につぎ込むことを自己投資という。あるいは飲み会で人と遭い人脈が広がって仕事に繋がる。付き合いゴルフ、スーツや時計のアクセサリー購入をして購入した金額以上のリターンがある、というような言葉です。


これまでの私の人生を経験を踏まえた答えだが「そんなことはない。こんなことを風潮する奴は無責任」だと思います。巷にあふれる情報商材屋でも、もっとマシな事を言って他人から金を取ろうとします。人は外見から判断されるから、ある程度の値が張った物を購入して、身に着けた方が良い。というがそんなことはない。さすがに不潔感が溢れる格好をするのは問題だが・・・

お金を使う≠給料増加

この記事を読んでいる人の大部分はサラリーマンが大半でしょう。仕事の出来に関わらず労働の対償として貰えるのが給料です。「仕事の出来に関わらず」なので高級腕時計を身に着けようが、上品なスーツを着こなそうが営業成績には影響しません。仮に身に付けている物が上品で営業成績を上がったところで、あなたの給料が爆上がりすることはありません。

投資以上の効果があるのか?

例えば、スーツに50万円使ったとして、何年で取り返すのですか?50万円のスーツを購入したら51万円以上の入金が無ければ損をします。そもそもスーツが51万円をあなたの口座に、どうやって入金してくれるのですか?仕事着であれば50万円のスーツである必要はなく。AOKIや青山の量産されているスーツで十分なのではないですか。?


もし、50万円のスーツを衣装として保管し、他人にレンタルしてレンタル収入を稼ぐなら話は別です。そもそもサラリーマンが言う自己投資は、そんなことはしないでしょう。

家賃が高い部屋に引っ越す=高い給料が貰えるではありません。利便性が高い部屋に引っ越っせば通勤時間が激減するなら時間を買うという考え方もある。ただ、そう言うことはあまりないでしょう。それ以上に、家賃を2万円を上げるとすると、固定費が2万円上がることを意味する。そうすると爆増した固定費を稼ぐために労働に拘束される時間が増えることを意味する。日の光が入らない文化的で最低限度の生活ができない部屋から引っ越し体調が良くなるなら、ある意味、医療費が削減し手元に残るお金が増えるからいいかもしれない。お金に困る人の特徴で収入が増えると、それに連動して支出も増やしてしまうとく特徴がある・・・というか大部分の人がそうで、支出は収入の金額まで伸びてしまい。失業で収入が絶たれてしまったら経済的に行き詰まってしまう事がおきます。


住宅ローンが分かりやすいですね。住宅ローンを組まないと購入できないのに、多額のお金を借りてまで、自分の未来の労働力を担保にして資金を借りるということをしてまうのも生活水準をあげることです。10年、15年、長いと30年という長期間、労働をし続けて住宅ローン返済をするわけだ。体が長期間動き続けて、会社から退職を促されることもなく、ローンを返済することを見込んで労働をし続ける・・・私にはできない芸当ですね。


私は住宅ローンを組んで10年、20年と労働してローン返済することには否定的です。なぜなら義務教育、学校に通い、授業を受ける事すら苦痛を感じていたぐらいの怠け者なので、長期間にわたり会社勤めするなんて苦痛で、精神崩壊すると思ったからです。住宅ローンを組むとしても、投資資金が3,000万円あるけど、この投資資金を使って不労所得を生み出している、この投資資金を頭金に使いたくない。だから住宅金利が低い現在、あえてローン組み、資金を安く調達して住宅購入するなら話は別です。

出世して使ったお金を取り戻せるか?

運が絡みますね。高い腕時計と出世は関係ないでしょう。それどころか浪費を繰り返して資産形成を怠り、そのツケが回って来るでしょう。出世という名の僅かな昇給と引き換えに労働に時間を奪われて、難易度が高い仕事を押し付けられ、ストレスが爆増し、自由を奪われるでしょう。


独身なら自分で支出金額をコントロールすることができるが、妻子がいたら、それも難しいでしょう。何なら住宅ローンを組まされたらローン返済の為に、会社を辞めたら家族が路頭に迷うことが脳裏によぎります。会社に経済的に拘束されることと同義です。ボーナスで使ったお金が返ってくることもありません。なぜならボーナスの原資は会社の利益なので、会社が儲かっていなければボーナスが出ません。退職金も会社が福利厚生の一環で積み立てているだけなので、あなたが使ったお金と退職金の金額は関連性は全くありません。


ところで勤め先で出世したら月給はいくら上昇しますか?私も勤め先は「グレード」というものが公表されており、それを見ると平社員から課長になったら月額最低で10万円くらいの差です。平社員が残業を多くしたら給料が逆転するんですけど、出世する意味がありますか。課長の方が平社員より、給料が低いなら出世する意味が無いんじゃないのか。それどころか、大手子会社なので、大部分の部長以上のポジションが親会社から天下りが占めるんですよ。これが原因で子会社側の社員が「出世が絶望的」と判断されて、社員の離職・流出が止まらない現象が起きてます。

自己投資という浪費

資格の勉強や英語の勉強が自己投資でしょうか。私のようにブログのネタにする為に英語の勉強するのはアリだと思う、少なからずブログ収入に結びつくから。簿記の勉強も株式投資をする株の銘柄を選定するために必要だからです。


ただ「経営者意識」や「自己投資の重要性」というような意識が高い本を読書は意味が無いと思いますよ。(大きなお世話?)自己投資をしたら収入がいくら増えるの?本を沢山買っても、出版社の収入を増やしました。他人の金儲けのアシストをしました。うーん意味ないような気がする。


私は貯金して米国株を購入することを繰り返している。ずっと繰り返している。この記事をかいている2023年5月時点だと、円安だからドルを購入することは控えている。それでも円高が進めばドルを沢山購入し、米国全体を分散投資できるVTIという商品を購入したい。私が投資をするかしないか?の基準は、商品が私に口座に入金してくれるか?しないのか?です。至極簡単です。このブログも少なからず収入を生み出すから、自分の労力を投下するのです。

使うお金=追加労働

お金を使えば使うほど、毎日起きたくもないのに朝を起きて、通勤して、やりたくもない労働をしないといけなくなります。月に手取り20万円で勤務日数20日で一日8時間労働なら、一日労働して稼げる金額は10,000円、1時間当たり1250円です。本を3冊買って6,000円なら、、追加労働約5時間です。


300万円の車を購入したら、2400時間=300営業日=1.5年の追加労働です。駐車場代等の維持費に15,000円かかるなら、月に最低、12時間=1.5日の労働が確定します。金を使えば使うほど労働に拘束される罰ゲームをしないといけません。


住宅ローンで3000万円なら・・・ローン返済はもちろんですが、住宅を購入後に固定資産税という家を持っていることに対して行政は税金を賦課してきます。本当に恐ろしいことになります。私は金を使う時に「追加労働**時間」と頭に中にチラつくようになり浪費は辞めました。逆に言うと貯金があればあるほど「働かなくていい」「働かなくていい権利」という事ができます。


カイジというアニメに、お金を貯めると地下帝国で肉体労働が免除される権利を購入できますが、現実世界でも貯金=労働免除券なのです。なぜなら、貯金があれば退職しても生活に困り、労働しなくてもお金が手元になるのだから、再就職することに焦ることがないでしょう?働き始める人に「なぜ働くのか?」と聞けば、一部の富豪を除いて、生活の為に金を稼ぐ必要があるからです。


労働するのが苦ではない?今は大丈夫だけど、転勤、異動で人間関係が変わったらストレスが爆増するかもよ?学校に通って授業を受けるのすらダルイとか言ってた奴が、何十年も体調を崩さないで労働できると思っているの?ムカつく教師にあたって愚痴ったりしたことないの?

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